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コストを分割

FinOps のコストアロケーション(配分)ケイパビリティは、クラウドコストを、その構成要素ごとの責任者にどのように按分するか(個別または共有要素として)を扱います。多くの組織での共有コストは、サポート費用、ネットワークサービス、共有環境(プラットフォーム・コンテナなど)に由来します。アロケーション戦略を定義する際は、アロケーション対象間でコストの一部を共有する必要性と、各共有コスト項目に対してコストを共有する手段を明記した共有コスト戦略を含めることが重要です。

DoiT のコスト分割

コストを共有する実務は、コスト分割とも呼ばれます。DoiT は次のコスト分割オプションに対応しています。

  • コスト分割の種類:

    • 複数の組織単位で共有され、単一の所有者に直接アトリビュートできないサービスやリソースによって発生する、未アロケーションのコストを分割します。

      DoiT Cloud Analytics において、未アロケーションのコストとは、事前定義されたグループ内の特定メンバーにアトリビュートできないコストを指します。グループアロケーションを参照してください。

    • 同一のディメンション内で、あるディメンション値のコストを他の値に分割します。このオプションは柔軟性が高く、グループアロケーションを作成せずにオンザフライでコストを分割できます。

      注意

      アロケーションルールのみで直接コストを分割することはできません。ルールはグループアロケーションに追加する必要があります。

  • 配分方法:

    • カスタム:対象項目に配分する割合を手動で定義します。

    • 比例配分:レポート内の合計値に対する各対象項目の比率に応じてコストを配分します。

必要な権限

  • Cloud Analytics User

  • 選択するディメンションによっては、DoiT アカウントで他の権限が必要になる場合があります。

未アロケーションのコストを分割

DoiT Cloud Analytics では、グループアロケーションを使用し、(アロケーションルールで定義された)リソースグループ間で未アロケーションのコストを分割できます。

未アロケーションのコストを特定

以下の例では、特定の環境に割り当てられていないコストの見つけ方を示します。

  1. Production 環境用と Development 環境用に、それぞれ 1 つずつアロケーションルールを作成します。アロケーションを作成を参照してください。

    ヒント

    環境は一般的に、[Hierarchy groups(ヒエラルキーグループ)]ディメンションを使って定義します。

  2. 2 つのルールを含む Environments という名前のグループアロケーションを作成します。

  3. メインの[レポート]画面で新しいレポートを作成します。

  4. [グループ化]セクションで[アロケーション]を選択し、作成したばかりの Environments グループアロケーションを選択します。

  5. レポートを実行して、コストのアロケーション状況を確認します。

    環境別にアトリビュートされたクラウド支出(積み上げ縦棒)

未アロケーションのコストを内訳表示

コストの内訳に他のディメンションを追加できます。

環境別にアトリビュートされたクラウド支出(サービス)

コストを分割

以下の例では、Environments グループアロケーションで未アロケーションのコストを分割する方法を示します。

  1. レポートの左側サイドバーで[グループ化]セクションに移動し、アロケーションの最右端にあるケバブメニュー()を選択して、[コストを分割]を選択します。

    グループアロケーションでコストを分割

  2. 分割する元の項目として Unallocated を選択します。

    グループアロケーションでコストを分割

  3. コストの分割方法を定義します。

    1. コストを配分する対象項目のチェックボックスを選択します。必要に応じてフィルターを使用して対象項目を絞り込んでください。

    2. 配分方法を[比例配分]または[カスタム]から指定します。[カスタム]の場合は、[自動配分]をクリックすると、対象項目に均等にコストを配分できます。

      コストを分割

  4. [コストを分割]を選択し、レポートを実行して結果を表示します。

    • 自動配分

      グループアロケーションでコストを配分

    • [比例配分]:

      次の例では、Development 環境に配分された未アロケーションのコストは次のように計算されます。

      Unallocated_total × (Development_origin / (Development_origin + Production_origin) )

      グループアロケーションでコストを配分

      ヒント

      再配分後のコストを内訳表示する列(- origin)を削除するには、[詳細内訳を非表示]をクリックしてからレポートを再実行してください。

あるディメンション値のコストを分割

以下の例では、1 つの AWS サービスのコストを他のサービスに配分する方法を示します。

  1. 直近 1 か月における 4 つの AWS サービスと AWS Support(Enterprise)のコストを表示するレポートを作成します。

  2. [グループ化]セクションで、[サービス]ディメンションの最右端にあるケバブメニュー()を選択し、[コストを分割]を選択します。

    コスト別の Amazon Web Services

  3. 分割する元の項目として AWS Support (Enterprise) を選択します。

  4. フィルターを使用して、サポートコストを配分する対象として上位 4 つのサービスを見つけます。

  5. 配分方法として[カスタム]を指定し、[自動配分]をクリックします。

  6. [コストを分割]を選択し、レポートを実行して結果を表示します。

    上位サービス間でサポート料金を分割