予算の作成と管理
DoiT コンソールで予算を作成してもクラウド支出が上限で抑制されるわけではありませんが、支出を追跡し、定義した閾値を超えた際に通知を受け取ることができます。
必要な権限
- Allocations Admin・Budgets Manager・Cloud Analytics User
予算を作成する
新しい予算を最初から作成することも、既存の予算を基に作成することもできます。
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上部のナビゲーションバーから「Monitor」を選択し、「Budgets」を選択します。
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次のいずれかのオプションを選択します。
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新しい予算を最初から作成するには、「Create budget」を選択します。
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既存の予算を複製するには、対象の予算行の一番右端にある三点メニュー(⋮)を選択し、「Duplicate」を選択します。
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予算の作成は、予算スコープの定義、予算の設定、通知閾値の設定という 3 つのステップで構成されます。
手順 1:予算スコープを定義する
この手順では、新しい予算に名前を付け、スコープとタイプを定義し、必要に応じて期間を指定します。
予算のメトリクスは常にCostです。これは変更できません。

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新しい予算の名前を入力します。必要に応じて説明も追加できます。
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予算をアロケーションするスコープのディメンションを選択します。
追加で次の 2 つのオプションがあります。
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「Include DataHub data」:DoiT のご契約にDataHubが含まれている場合、チェックボックスをオンにすると DataHub 経由で取り込まれたデータを含めることができます。
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「Create new allocation」:既存のディメンションが要件に合わない場合は、新しいアロケーションを作成できます。
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予算タイプを選択します。予算には 2 つの大きなカテゴリがあります。
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Recurring:繰り返し予算は定期的にリスタートします。予算タイプとして「Recurring daily cost」「Recurring weekly cost」「Recurring monthly cost」「Recurring quarterly cost」「Recurring yearly cost」から選択できます。
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Fixed:固定予算は一度限りの予算です。このタイプには「Fixed period cost」を選択します。
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新しい予算の「Start date」を指定します。固定予算の場合は「End date」も指定する必要があります。
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「Next」を選択して続行します。
手順 2:予算を設定する
この手順では、予算の設定オプションと予算プレビューのチャートが表示されます。

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「Budget amount」:
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通貨を選択します。サポートされる通貨を参照してください。
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予 算額(予算の上限)を入力します。予算額には小数を使用できない点に注意してください。
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「Budget configuration」(繰り返し予算でのみ利用可能):繰り返し予算の予算額をどのように計算するかを指定します。次の 3 つのオプションがあります。
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「Allow the budget to track against the budgeted amount for a single period」
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「Allow dynamic adjustments of the budgeted amount」。このオプションでは、動的調整の方法をさらに指定する必要があります。
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予算額を前期間の「actual amount」に基づかせる
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以降の期間における予算額の「percentage-based growth」を許可する:想定される支出の増加を織り込む場合、以降の期間に対して一律の成長パーセンテージを指定します。

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上記 2 つの組み合わせ:予算額を前期間の actual amount に基づかせ、かつ以降の期間で percentage-based growth を許可する
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「budget surplus to roll over」を以降の期間に許可する:このオプションでは、予算の余剰分を繰り越す期間数を定義できます。
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「Specify your budgeted amount for each budget period」。各期間ごとに独立して予算額を指定できる、最も柔軟なオプションです。
- Recurring daily cost:月曜から日曜までの 7 日間すべて
- Recurring weekly cost:未サポート
- Recurring monthly cost:1 月から 12 月までの 12 か月すべて
- Recurring quarterly cost:第 1 四半期から第 4 四半期までの 4 四半期すべて
- Recurring yearly cost:予算作成年から開始する連続する 5 年間
以下は Recurring yearly cost を用いた予算設定の例です。

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「Advanced settings」:
- 「Use amortized cost」:このオプションは AWS の請求データにのみ適用されます。AWS の amortized データは、前払いおよび定期的な料金を適用期間にわたって按分し、実効的な日次コストのより正確な把握を可能にします。
予算プレビュー
予算額を設定すると、予算プレビューチャートが表示されます。プレビューチャートには将来の支出に対する ML 予測が提供されます。Stacked Column ビューと Table ビューを切り替えられます。
請求データのレイテンシにより、時間間隔に Daily を選択した場合、予算プレビューチャートに含まれるコストは当日ではなく前日までとなります。

手順 3:予算通知を設定する
この手順では、次のことができます。
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予算通知の閾値を調整する
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実際の支出が閾値を超えたときに通知を受け取れるよう、アラート通知を設定する

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「Notification thresholds」:各予算に対し、3 つのアラート閾値を設定できます。デフォルトでは、閾値は予算額の 50%、85%、100% に設定されています。パーセントと閾値額はどちらも設定可能で、一方を変更するともう一方も自動的に更新されます。
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「Notification settings」:自分が作成した予算については、受信者リストから自分を手動で削除しない限り、常にメールアラートを受け取ります。ほかのユーザーをアラート通知メールの受信者として追加したり、アラートを Slack チャンネルへ送信することもできます。
メールアラート
他のチームメンバーにメールアラートを送信するには、受信者リストに追加します。対象の受信者に十分な権限がない場合は、先に予算を共有するように求められます。
アラートメールには以下の情報が含まれます。
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超過したアラート閾値(額とパーセンテージ)
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現在の支出額と、予算に占めるパーセンテージ
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予算の 100% に到達すると予測される日付
メール内のリンクから、DoiT コンソールで該当の予算を開けます。
Slack アラート
組織 がDoiT との共有 Slack チャンネルを作成しているか、ワークスペースにDoiT app for Slackがインストールされている場合、アラートの受信先となる Slack チャンネルを選択できます。
Slack チャンネルに送信されるアラートには以下の情報が含まれます。
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予算タイプと(該当する場合は)期間
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超過したアラート閾値(額とパーセンテージ)
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現在の支出額と、予算に占めるパーセンテージ
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予算の 100% に到達すると予測される日付
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予測支出の進捗状況
予算を削除する
予算を削除できるのは、その予算のオーナーのみです。
個別の予算を削除するには:
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メインの Budgets 画面に移動します。
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対象の予算を見つけます。
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予算エントリの最も右側にある三点メニュー(⋮)を選択します。
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Delete を選択します。
複数の予算をまとめて削除するには:
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削除したい各予算のチェックボックスを選択します。
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選択したすべての予算に対して Owner アクセス権がある場合、Delete ボタンを使用して一括削除できます。
削除を実行する前に、確認が求められます。