チュートリアル: 契約ルールを適用する
このチュートリアルでは、ディストリビューター・リセラー向けに、エンドカスタマーのデータ再計算時における、請求ルール・価格表・カスタムラインアイテムの適用順序を理解するためのステップごとの解説を提供します。
契約の設定
Tier-1 契約
Tier-1 契約では、次の料金カテゴリーを除外する請求ルールを定義します: DistributorDiscount、EdpDiscount、Tax、SppDiscount。

Tier-2 契約
このチュートリアルでは Tier-2 契約は存在しません。つまり、リセラー向けの特別な料金およびサービス契約はありません。
Tier-3 契約
エンドカスタマー Demo Customer 向けに Tier-3 契約 を作成します。この契約では、エンドカスタマーのすべての管理会計に対して、1 つの価格表と 2 つのカスタムラインアイテムを定義します。
- Price book
- Custom line item: Service Fee
- Custom line item: VAT
価格表では、4 つのルールを定義します:
-
ルール 1: 7% 割引。計算にはクレジットを含めません。条件: Service が
Amazon Elastic Compute Cloud。別個の明細行として保存されます。 -
ルール 2: 3% 割引。計算にはクレジットを含めません。条件: Service が
Amazon Relational Database Service。 -
ルール 3: 固定レート、$0.01。条件: SKU Meter が
TimedStorage-SIA-ByteHrsかつ(AND) Service がAmazon Simple Storage Service。 -
ルール 4: 固定レート、$0.01。条件: SKU Meter が
CAN1-TimedStorage-SIA-ByteHrsかつ(AND) Service がAmazon Simple Storage Service。

このカスタムラインアイテムでは、固定レートの Service Fee として $100 の料金を定義します。Service Fee for Platform usage という別個の明細行として保存され、契約期間中毎月課金されます。

このカスタムラインアイテムでは、VAT を 17% の料金として定義し、計算にはクレジットを含めます。VAT という別個の明細行として保存され、契約期間中毎月課金されます。

再計算プロセス
ステップ 1: Tier-1 の請求ルールを適用する
このステップはディストリビューターのユーザーにのみ表示されます。
以下のレポートでは:
-
Billed Cost: 元の支払者データです。
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Resold Cost:
DistributorDiscount、EdpDiscount、Tax、SppDiscountの料金カテゴリーを除外する請求ルールを適用した後に、ディストリビューターがリセラーに請求する金額です。
Resold Cost は Billed Cost から開始します。除外された各行の金額が、累計から差し引かれます。レポートではクレジットはマイナス金額として表示されるため、クレジットを除外するとマイナス値を差し引くことになり、Resold Cost は増加します。
この例では: $98,171.26 − (-$8,098.17) − $11,297.74 = $94,971.70

ステップ 2: Tier-3 の価格表を適用する
各ルールは、直前のルールの結果に基づいて適用されます。
- Rule 1: EC2 7% discount
- Rule 2: RDS 3% discount
- Rule 3: TimedStorage-SIA-ByteHrs PPA
- Rule 4: CAN1-TimedStorage-SIA-ByteHrs PPA
ルール 1 ではクレジットを含めないため、EC2 の Credit 行は割引対象から除外されます。

7% 割引を適用します: $52,962.04 × 7% = $3,707.34。結果は別個の明細行として保存されます。

累計(Running total): $94,971.70 − $3,707.34 = $91,264.36。
ルール 2 ではクレジットを含めないため、RDS の Credit 行は割引対象から除外されます。

3% 割引を適用します: $9,699.10 × 3% = $290.97

累計(Running total): $91,264.36 − $290.97 = $90,973.39。
固定レートルールにより、レートを $0.01/GB-Mo に設定し、$0.0125/GB-Mo の想定リスト単価を置き換えます。
-
ルール 3 適用前のコスト:
Usage×$0.0125=$72.36 -
ルール 3 適用後のコスト:
Usage×$0.01=$57.89

累計(Running total): $90,973.39 − $72.36 + $57.89 = $90,958.92
固定レートルールにより、レートを $0.01/GB-Mo に設定し、$0.0138/GB-Mo の想定リスト単価を置き換えます。
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ルール 4 適用前のコスト:
Usage×$0.0138=$550.07 -
ルール 4 適用後のコ スト:
Usage×$0.01=$398.60

累計(Running total): $90,958.92 − $550.07 + $398.60 = $90,807.45。
ステップ 3: Tier-3 のカスタムラインアイテムを適用する
カスタムラインアイテムは、設定された順番で順次実行されます。
- CLI 1: Service Fee
- CLI 2: VAT 17%
固定レートの $100 を一律料金として適用し、Service Fee for Platform usage という別個の明細行として保存します。
累計(Running total): $90,807.45 + $100 = $90,907.45。
このラインアイテムでは、計算にク レジットは含めますが、Marketplace の購入は含めません。そのため、ベースは累計額から Marketplace 利用額を差し引いたものになります。

VAT: ($90,907.45 − $2,646.32) × 17% = $15,004.39 となり、VAT という別個の明細行として保存されます。

最終請求書合計
| Step | Change | Running total |
|---|---|---|
| List price (raw payer) | - | $98,171.26 |
| T1 BR (cost-type filter) | -$3,199.56 | $94,971.70 |
| PB · EC2 7% (separate line) | -$3,707.34 | $91,264.36 |
| PB · RDS 3% (in-line) | -$290.97 | $90,973.39 |
| PB · TimedStorage-SIA $0.01 | -$14.47 | $90,958.92 |
| PB · CAN1-TimedStorage-SIA $0.01 | -$151.47 | $90,807.45 |
| CLI · Service Fee | +$100.00 | $90,907.45 |
| CLI · VAT 17% | +$15,004.39 | $105,911.84 |